感情機能が死んでそうな人型人工ペットを喘がせようと試みたら返り討ちにあった(家出ロイコが見つかりました)

ぎっくり腰は完治した。
が、お尻を舐めたら泣きながら家出してしまった愛玩型ロイコ‘チノノ’を自力では発見できなかったので、秘書型ロイコ‘シルウェン’をレンタルし、一緒に捜してもらった。
そしたらあっさり見つかった。最初にチノノを拾った公園でまた倒れていた。
充電切れのチノノを、完全オートメーション化された修理工場に搬送した後、シルウェンにお礼を伝えようと思った。
だが、シルウェンの感情の起伏が無さそうな無機質な眼差しに、ついちょっかいを出したくなり、情報の収集や管理にパラメータ全振りしたような機械音声で喘がせたくなってしまった。
…やらなきゃ良かった。